本支店は、1972年に弊社の設計監理で竣工した建物の、現地建替を行ったものです。立地の特性上、全ての動線が北側に集約され、支店の中枢をなす営業室も北側を向いています。快適な執務環境を得るため、2層吹抜けとし、より多くの自然光を取り入れるとともに、開口部全面をLow-E複層ガラスとして、空調負荷を抑制しています。また、コールドドラフトを和らげるため、窓面台にはヒーターを組み込んでいます。

支店北側に位置するテント屋根建物は、農業用物資の荷捌き場と朝市広場を兼ねた施設です。テント屋根により終始やわらかな光を取り入れ、側面は可動式のシートカーテンにより冬場の寒風を和らげることで、快適なコミュニティ広場となるよう配慮しました。