刈谷市体育館 武道施設
物件名 | 刈谷市体育館 武道施設 |
---|---|
所在地 | 愛知県刈谷市 |
構造規模 | RC造3階建 |
延床面積 | 2727.08㎡ |
竣工 | 2008年3月 |
愛知県刈谷市の亀城跡風致地区は、刈谷城跡を核とした地区で、城下町の名残を感じさせる歴史的な趣を残す地区です。
この施設は、同地区の刈谷市体育館の武道場機能の増築であり、周辺に集積する文教施設とともに地区全体がレクリエーションの場として、多くの市民に利用される空間をつくることをめざしています。
道場、観覧席、ホール、屋外空間を視覚的につなぎ、それぞれの場所で、庭園の緑(春にはサクラ)と、建物西側の逢妻川、境川の広大な河川敷の眺望、野鳥の姿を取り込む計画としています。
内外観は、日本的意匠の特徴である直線的な構成や、形状、素材等により現代的で抽象化された和風の表現としています。日本的な繊細さと武道の精神を養う厳粛さ、歴史の堆積を感じさせる重厚さを強調し、自然素材の使用により機能・視覚の面でも自然の風景との調和を図っています。