味岡中学校の改築コンセプトである「共に学びあい、生徒がのびのびと生活できる新しい味岡中学校をつくる」を基に、先生・生徒が落ち着いた環境で学びあえる校舎としました。また、北側のファサードに曲面の壁を用いて、地域に開いた新しい味岡中学校の顔を計画しました。

中庭を中心としたループ状の動線が、普通教室・特別教室・管理エリアを円滑につなげ、回遊性を持つことにより各諸室の関係を近くに感じ、交流を促し、多様な学びの場を計画しています。

普通教室廻りは、カーペットタイルを選定しているため、学校特有の騒音の軽減や、ビニル床シートと違いアットホームな雰囲気を演出する空間としています。また、積極的にワークスペースを設け広い廊下としてではなく、多様な使い方ができる計画です。

多目的ホールは、最大250名収容可能であり、生徒だけでなく、地域の方も利用できる計画です。