尼崎市の老朽化した中央公民館と労働福祉会館を一つの建物にまとめて建替えた複合施設です。
敷地は統廃合された小学校の跡地を利用し、特別支援学校の移転とあわせて一体で計画しています。
地域が活性化して市民が元気になるような施設が求められたため、施設内の活動が外部の窓や廊下に面した開口部から窺え、
見えることで興味を持ち、参加するきっかけが生まれ、そして人と人がつながるような建物となることをめざしました。
建物内部は大・小のホールや練習室、図書スペースや学習室・会議室などで構成されており、音の出る部屋からの騒音・振動が
問題とならないよう配慮し、開くところと閉じるところ、遮音・防振の床・壁を適所に配置しています。
また、エントランス横には誰もが自由に寛げ、外部の芝生広場との一体利用が可能となるにぎわいラウンジを設けています。
サロンコンサートや作品発表、地域のお祭りなど多目的な利用が可能なスペースとなっています。